さて、初めてのウィーン・フィルです。
(記載したのは2011/10/23です)
クラシックコンサートを聴き続けて8年くらいですかね。
もうそろそろ、この辺でウィーン・フィルに行ってもいいのでは?
と、自分自身で思い切り、チケットを取得しました。
いやー、今までも行きたいと思っていたんですが、荷が重くて・・・。
憧れのウィーン・フィルですから、踏ん切りがつかなかったんですよね。
ただ、今年の震災の影響により、聴きにいくコンサートが中止になりまして、、、
うぉー、オーケストラ聴きたい!!!
って気持ちになったので、その勢いでチケットを取ってしまいました。
いやー、高いっすね。A席でも、28000円でした… (´;ω;`)
A席で、2階席の右側でした。
曲目は、
ブラームス:悲劇的序曲 ニ短調 op. 81
シューベルト:交響曲第7番 ロ短調 D759「未完成」
マーラー:『少年の魔法の角笛』から(バリトン:マティアス・ゲルネ)
ブラームスはあまり馴染みのない曲ですが、シューベルトの未完成は有名ですね。
↓コチラ
ということで、ドキドキしながら着席し、その時を待ちました。
最初はブラームスだったのですが、
ものの10秒で陥落しました…。
世界最高峰って凄い…。
10秒で、なんなのこのオケは…。今まで知っていたオーケストラの音って…。
一瞬にして引きこまれましたね。もう流石と言うか…。
弦の音が一つなんですよ、統一されているんです。
少しくらいバラツキがあってもおかしくないと思ってたんですが、
タイミングも全て同じなんですよね…。
それと、オケの大事な要素として、私個人は金管が要だと思ってます。
金管が調和していないと、他がいい音を出していても頭でっかちな曲になるなぁと。
でも、さすがウィーン・フィル。
金管部隊最高!
なんで、あんな弱い音出せるの…。
弱いだけでなく、柔らかい音…。
そして指揮は、クリストフ・エッシェンバッハさん。
このかたがまた面白いんですよね。
なんていうんだろ、本当に音楽が好きなんだな、って感じで、
楽しく指揮をしていたって印象です。
未完成の強弱の感じも去ることながら、
溜めるんですよねぇ。
なんていうんだろ、重いっていうのかなぁ。
ゆっくり入るって表現が一番わかりやすいかもしれませんが、
とにかく溜める溜める。
その解釈がすごく面白い。なるほどなぁって思ってしまいました。
マーラーはバリトンのマティアス・ゲルネさんが太い声で、
あまり声楽って聴いた事無いので、初めは戸惑ったのですが、
中盤から耳が慣れてきたのか、声が楽器の一部のような感覚になりましたね。
ホント、声がここまで楽器と調和されるのかぁと、声楽を聴けてよかったです。
そして、終了と共に、大絶賛の大拍手。
それに応えて、アンコールもなんと3回も!
マーラー:『少年の魔法の角笛』から「不幸なときのなぐさめ」
J.シュトラウスⅡ:ワルツ『美しく青きドナウ』 op.314
J.シュトラウスⅡ:ポルカ『雷鳴と稲妻』
いやぁ、ドナウを聴くことが出来て嬉しかったです。
これはいい曲ですからねぇ。好きな曲です。
参考コチラ↓
これで終わりかぁと余韻に浸れる曲で素晴らしかったです。
そして、終わりかと思ったら、もう一つアンコールを!
これは、もう楽しんでましたね。聴く方もプレイヤーもみんな一体になってました。
雷鳴と稲妻参考コチラ↓
ホント、素晴らしい時間を過ごせて感動しました。
これは、来年も行くぜ!!!!
いや、本当にこれを聴いてしまうと来年も行かないとダメだろうと…。
ただ、来年はもう少し懐に優しい席でもいいかなーっと。
ということで、すっかり満足の初めてのウィーン・フィルでした。
また来年楽しもうと思いますっ!
Tag Archives: クラシック
ロシア国立交響楽団 ジャパンツアー2011
もう2週間以上経ってしまったのですが、備忘録も兼ねて感想を。
久々にオーケストラに行ってきました。
今年初!ですね。
今回はロシア国立交響楽団です。
TBS主催だったこともあり、テレビで宣伝もされていました。
大々的に宣伝していたのは、西本智実さん指揮ということでした。
さすが今人気の指揮者さんです。
ただ私は、西本さんの指揮を以前観に行ったことがあったので、
今回はもう一人の方、マルク・ゴレンシュタインさんの指揮のほうにいきました。
まだまだオケ視聴は未熟なので、たくさんの人のを聴いてみたいのがキッカケです。
さぁ久々のサントリーホール。雨だったのが残念でしたが、中々の盛況。
今回はチケット購入が遅かったので、2階席左中間ってところ。
ここは音がとてもキレイに聴こえるので人気の席だとは思うのですが、
私は大きい音でガンガン聴きたい(クラシックにあるまじき…)派なので、少し残念。
さて、今回の曲目です。
グラズノフ:バレエ音楽『ライモンダ』から3つの小品
ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番(試聴→Youtube)
ラフマニノフ:交響曲第2番(試聴→Youtube)
正直、ラフマニノフの2番しか知らなかったです…。
他2曲は、メジャーではないと思います。
ライモンダは良い試聴がなかったので、お聴かせできないのが残念ですが、
バレエ音楽で軽いテンポの曲だったのですんなり入ってきます。
チェロ協奏曲は、人生で初めて聴きました。
CDでもTVでもいろんな媒体でも聴いたことがなかったですね。
ソロはアレクサンドル・クニャーゼフさん。
上の曲を試聴していただけるとわかりますが、
すごく不思議な曲。聴いていてとても面白い。
ゲームのダンジョンにいるような感覚です。
あんなにチェロがなめらかに激しく動くのも初めて見ました。
チェロアンコールは
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第3番 ハ長調 BWV1009 から「サラバンド」
試聴はこちら→Youtube
先程の曲とは違い、とても伸びやかで優しい曲でした。
チェロの印象が少しかわりましたねー。もっと優等生的な楽器だと思ったのですが、
なかなかヤンチャな部分もあったのでとても楽しかったです。
さて、休憩を挟んで、メイン。
ラフマニノフの交響曲2番
ラフマニノフはすごく好きな作曲家です。
一番有名なのは、ピアノ協奏曲2番ですね。(試聴→Youtube)
こちらは、以前、小山実稚恵さんのを聴いたことありです。(コチラ→2006/5/27)
いろんなところで演奏されているので、耳にしたことがある方が多いと思います。
で、今回は交響曲のほう。
こちらはラフマニノフの重厚な雰囲気を残しながら、
後半は伸びやかなメロディが響くとても良い曲です。
マルク・ゴレンシュタインさんの指揮、好きですねぇ。
ロシア国立交響楽団の方々も素晴らしいのですが、
伸びやかな音がすごく良かったです。
ゆったりした曲を出すのって難しいと思うのですよね。
さすが母国の作曲家の演奏は得意とし誇りをもって演奏しているのでしょうね。
スタンディングオベーションあり、
ブラボーの声が連発し、さてアンコールというとき、
ゴレンシュタインさんが、小さなメモを持ってマイクで語りました。
「震災の被災者に(よく聞き取れず)捧げます」
初めてに近い日本語だったのではないでしょうか。
前半は聞き取れず、かろうじて「捧げます」という言葉だけわかりました。
その言語だけで、、、それだけでありがたいことですよね。
この震災と原発で大変な最中、来日してくれただけでもお礼を言いたいです。
そして、アンコールの曲は、
ラフマニノフのヴォカリーズ(試聴→Youtube)
こちらも有名ですね、すごく癒される曲です。
被災者の魂を安らかに願って演奏しているようでした。
会場が一体になって、祈りを捧げていましたね。
私も聴きながら、涙が溜まってしまって…。
その素晴らしい演奏に感動して、写真にありますがCDを購入しました。
パンフレットも買ったのですが、他のコンサートよりも若干高めでした。
さすがTBS主催…
久々にオケを聴けて安らげました。
今月末にはまた他のコンサートに行ってきます。
そ、そして…、今年は、なんと…、
ウィーン・フィル(東京公演)に行きます!!( ゚∀゚)o彡°
オケを聴き始めて、7年目。
いつか聴きに行こうと思い、今回ようやく決心しました。
世界最高峰です、今からドキドキしています。
A席でも2万8千円ですよ…。((((;゚Д゚)))) いや、もっと高いコンサートありますけど…。
そんなわけで、今月末のコンサートを聴いたら、
ウィーン・フィルまで控えめです。
予習、せねば!
マティアス・フスマン氏と対面!?
いやー。
だいぶあいてしまいましたね、お久しぶりです。
こうも連日暑いと、
帰宅してエアコンの前でボーっとして1日が終了します。
当分、こんな状態の気がします・・・。
そんな中、先週のことになりますが・・・、
マティアス・フスマン氏に会いました!!
誰?と普通の方は思うかもしれませんが、
ドイツ人の指揮者の方です。
2年前の北東ドイツフィルとフジコさんの公演で指揮をされています。
(そのときの感想はコチラ → 2008/10/22の日記)
この感想を書いたときにコメントしていただいたTOMOさんが2年越しで声をかけてくれまして、
今回のNHK交響楽団の指揮をするために来日のタイミングで、
フスマン氏を迎えて講習会の機会を作っていただき、
これはぜひともと思い伺うことにしました。
個人レッスンなどもあったのですが、
さすがに最近ピアノもサボりがちなのでそんな勇気は無かったので、
レッスンの聴講に参加させてもらおうと思ってたのですが、
ちょっと時間に間に合わずだったので、
最後の生徒の皆さんとのミニコンサートを聴かせていただきました。
いやー、生徒の皆さん素晴らしいですわ。
私はオーケストラを聴くのが多いので、
声楽はあまり聴かないのですが、
生で聴くオペラや歌曲はいいもんだなーと感じました。
これは、今度オペラもいってみるべきかなと。
そうそう、声楽の伴奏はピアノがほとんどでしたが、
伴奏でのピアノって難しいと感じましたねぇ。
前に出すぎてもダメで、かといって抑揚も必要で・・・。
もちろんフスマン氏のピアノも少しだけ堪能することができました。
素晴らしいなぁと。
招待していただいたTOMOさんの伴奏も素晴らしかったです。
さすが何人もの生徒さんを導いている人でした。
(な、なんか上から目線か・・・。決してそんなことは。)
そして最後に少しだけですが、フスマン氏と会話することができました。
もちろんドイツ語なんて話せませんから、
通訳してもらいつつ、2年前のコンサートの感動を伝えました。
このような世界的な方とお話できるなんて、感無量でしたねぇ。
改めて、ブログのつながりって凄いなと思いました。
何気なく日常を書いていただけなんですが、
思わぬところからつながっていくもんなんですね~。
今回はN響の公演が平日だったため
フスマン氏の公演が聴けなかったのですが、
また機会がありましたら、ぜひ聴きたいと思います。
そして、この機会をくださったTOMOさまにも、
この場で改めて御礼を申し上げます。
ありがとうございました!
イングリット・フジコ・ヘミング 北東ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団
前回も行きましたが、(2008/10/22の日記)
再び、フジ子・ヘミングさん・北東ドイツフィルのコンサートに行ってきました!
1年半前にすごく感動してしまい、
北東ドイツフィルが再び来日ということで、
聴きに行ってきました。
しかも、今回は前から5番目という素晴らしい席!
フジ子さんの顔がよく見えて嬉しかったです!
真ん中より若干右だったので、指は見えなかったのは、ちょっと悔しい。
前回はマティアス・フスマンさんが指揮でしたが、
今回はカール・プロコペッツさんです。
もちろん初めてなのでどのような音楽なのか楽しみでした。
今日は平日だったので、確実に定時に会社を出たとしても
1曲目には間に合わない計算だったのですが、
運よく仕事が早く終わったので、早めに上がることができました。
今回の演奏曲は、
シューベルト 交響曲7番『未完成』
(試聴コチラ→聴く)
ショパン 練習曲第3番 ホ長調 作品10-3『別れの曲』
(試聴コチラ→聴く)
ショパン 練習曲第23番 イ長調 作品25-11『木枯らし』
(試聴コチラ→聴く)
リスト 練習曲第3番 嬰ト短調『ラ・カンパネラ』
(試聴コチラ→聴く)
ベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番『皇帝』
(試聴コチラ→聴く)
リスト パガニーニの主題による変奏曲第6番
(試聴コチラ→聴く)
でした。
実はフジ子さん演奏曲はかなりの変更ありました。
それは後ほど。
それでは、ちょっと長いので折りたたみます。
藤井一興 ニューイヤー・ピアノリサイタル
今年初のコンサートに行ってきました。
藤井一興 ニューイヤー・ピアノリサイタル
私のピアノの先生の先生です。
「友達の友達」のように近いようで遠い存在ですねw
面識はありません、はい。
千住真理子さんの伴奏を弾いたり、
NHK-BSのクラシックミステリー名曲探偵アマデウスに
何回か出演されてるようです。→Wikipedia詳細
曲目は、
ベルガマスク組曲(ドビュッシー)
夜のガスパール(ラヴェル)
ピアノソナタ第1番(ブーレーズ)
組曲「展覧会の絵」(ムソルグスキー)
アンコール「水の反映」(ドビュッシー)
ベルガマスク組曲が一番好きな曲です。
これは、4曲構成の組曲です。
ドビュッシー好きなワタクシめです。
有名なのは3番目の「月の光」ですね。
しかし、私が大好きなのは、4番目の「パスピエ」です。
あまり有名ではないヤツです・・・。
月の光
パスピエ
夜のガスパールも3曲からなるんですが、
全て通して聴いたのは初めてでした。
ブーレーズのソナタは全くのお初。
かなり失礼ですが、すごく変わった曲でした。
私には少し理解しがたい…。ブーレーズ難しい。
展覧会の絵は有名ですね。
10曲からなりますが、「キエフの門」が一番有名ですね。
皆さん聴いたことあると思います。
(誰ピカのテーマ曲だったな~)
展覧会の絵
さて、感想はというと、
全体的に流れるような旋律でとてもキレイでした。
ドビュッシーやラヴェルは、音楽の印象派と言われていて、
すごく特徴があるんですよね。
音がキレイで滑らかなので、聴いていて眠くなりますw
その印象派を得意としているとのことなので、さすがでした。
こういう風には、、、一生弾けなそうです…。
ピアノコンサートは久々だったのですが、
オケとは違った楽しみがありますね。
さて、、、実は次のコンサートは何も決めてません…。
次は演劇に行こうかなぁと思ってるんですが、
なかなか良いのが見つからず。
今年も、積極的に舞台モノは観にいきます。
レニングラード国立バレエ『白鳥の湖』
今年最後の舞台ですが、
今年こそ第九か!?
と思ってたんですが、今年も断念。
なんだか第九って気分がしなかったのです。
まあ色々ありまして、バレエを観ることになりました!
バレエは7~8年くらい前に一度観たことがあります。
千葉の小さいホールで海外の方たちだったと記憶。
でもそこまで感動しなかったんですよね。
そのときは、「バレエはまだ早い!」と感じました。
お年を召した今、感じ方が変わるかと思い、
前回と同じ白鳥の湖を観ました。
こちらです。
この間のコンサート(2009/11/17の日記)と同じホールです。
レニングラード国立バレエ団…。
名前は知ってるんですが、どのくらい有名だかよくわからないです。
個人的にはすごく有名だと思ってるんですが、どうでしょう。
さて、観た感想は…
ものすごく感動しました…。
お年を召したせいもあるかもしれませんが、
前回といろんな部分が異なってたんです…。
なんといっても生演奏!
舞台と客席の間の谷間に楽団がおりまして、
生演奏をしてくれたんですよ。
確か、前回は録音モノでした…。
白鳥の湖の全音楽を聴けたのはとても嬉しかったです。
むしろ、バレエより心地よかったw
前から2番目の真ん中よりの座席で観れたのもよかった。
肝心の踊りの部分ですが・・・
皆さんすごく美しくて…。
特にプリマの方なんて、腕を翼のようにしなやかに動かす様子が、
もう人間とは思えない動きで、指先までキレイなんです。
すごく筋肉使ってるんだろうなぁ。
白鳥軍団や王宮の侍女たちの踊りも楽しませてくれました。
また悪魔役の印象がとても強く、かっこよかったです。
思わずパンフも購入。
今回と同じクオリティのバレエなら、また観たいですねぇ。
次回はくるみ割り人形を観たいですねぇ。
本音は「くるみ割り人形の曲を聴きたい」です(^-^)
チェコ国立ブルノ・フィルハーモニー管弦楽団
本日、こちらのコンサートに行ってきました。
詳細HP→コチラ
ちょっとポスターの場所と日付は異なるものですが、
さいたま文化センターでの公演です。
前回のコンサートでも、
ドヴォルザークの新世界を鑑賞したのですが、
一番好きな曲ですし、機会があったので再び。
そして、もうひとつの目玉『モルダウ(byスメタナ)』が聴ける!
さらに、今回は前から3列目真ん中!
かなり楽しみに行ってきました。
感想はというと、
んもー、すばらしかった!!!
さすがチェコの楽団ですね。
スメタナもドヴォルザークもチェコの人なので、
自信を持って演奏している感じでした。
いつも思いますが、海外の楽団が来日するときは、
その国の出身のかたの曲を聴くのが一番いいですね。
少し曲の解説を・・・。
モルダウで一気に心を捕まれました・・・。
名前だけ聞いてもピンと来ない方が多いかもしれませんが、
こちらの1:00~からがなじみ深いかも・・・
そして、次にドヴォルザーク交響曲第8番
実は、この曲知らなかったんですよね。
事前勉強もしなかったので初聴きでした。
流れるような曲でインパクトは薄いのですが、
何度も聴きたくなるような曲でしたね。参考↓
最後に、ドヴォルザーク交響曲第9番 新世界
これは、もう4楽章が有名ですよね。
冒頭からわかると思います。
そして、第2楽章も有名かと。
よく日本名で『家路』と言われてますね。
で、一番好きなのは4楽章ですが、実は3楽章もかなり好きです。
あまり有名ではないのですが、聴くうちにクセになる曲です。
ティンパニの音がすっごく心に打たれます。。。
そして、全体の感想をもう少し細かく・・・。
指揮者のレオシュ・スワロフスキーさんの解釈がとても好きでした。
強弱の緩急がキレイで、弱いところでもきちんと響かせてます。
そして、壮大なところは有無を言わさず重厚に響かせました。
なんといっても、木管系がとてもキレイでしたー。
オーボエ、クラリネットの響きの存在感があり、
核になっていたかと思います。
そして、バイオリンの方たちの速弾きがこれまたスゴイ。
新世界第4楽章のクライマックス、
皆さんのハーモニーがきちんとあってるんですよね。
誰一人乱れず、一つの音として鳴り響いていました。
もちろん管楽器のパワフルな演奏にも感動です。
ちなみに、アンコールはチェックしてくるの忘れたのですが、
チェコのなんとかの曲、とか言ってた気がします・・・
トムとジェリーのような追いかけっこのような曲で、
指揮者も演奏者もとっても楽しんで演奏してくれました。
海外楽団のアンコールは、オシャレで楽しそうなのがとても好きです♪
今年のクラシックはこれで見納めかと思います。
来月は、クラシックはクラシックでも、バレエに行くので・・・。
うーん、、、
また、今年も年末の第九は聴かないで終わる。
来年こそ・・・。
イングリット・フジ子・ヘミング マティアス・フスマン指揮 北東ドイツフィルハーモニー管弦楽団
月曜日に憧れの・・・
フジ子・ヘミングさんのコンサートに行ってきました。
ずいぶん前から聴きたいと思ってたので、かなりドキドキです。
仕事を放棄して早退し(ー_ー;)
オーチャードホールへ向かいました。
入り口についてみると、、、
普通のコンサートとはなんだか違う、、、
うーん、なんと言うんでしょう。
威圧感というか、とりあえずかなりの人数がいました。
そして、今回はなんと、、、
ビバ8列目!!
チケットぴあのプレリザーブで、かなりいい席をGet
ただし、右端のほうでしたので、
ピアノを弾いている姿を拝見できない場所だったのは残念。
とはいえ、オーケストラで8列目はかなりいいポジションです。
思っていたとおり、いい音でした。
曲目は、
ベートーヴェン
序曲≪コリオラン≫ハ短調 作品62
(試聴コチラ→聴く)
ベートーヴェン
ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 作品73 【皇帝】
(試聴コチラ→聴く)
リスト
愛の夢(プログラムには掲載無し)
(試聴コチラ→聴く)
ラ・カンパネラ
(試聴コチラ→聴く)
ベートーヴェン
交響曲 第7番 イ長調 作品92
(試聴コチラ→聴く)
序曲コリオランは、オープニングにふさわしい始まりかたです。
私も前奏の部分くらいしか聴いたことがなかったのですが、
また、序曲というのは、オペラなどの前に使われる曲だそうなのですが、
ベートーヴェンは「演奏会序曲」というジャンルを作り出し、
他の作品にとらわれることなく、
独立した管弦楽曲として作られたそうです。
うーむ、勉強になる。。。
かなりいい曲だったので、CDを買って来ようと思います^^
そして、二曲目は「皇帝」
もちろんピアノ協奏曲でしたので、
ここでフジ子さんご登場!!
観客は大拍手です。
この曲は、結構有名な曲ですので、知っている方は多いかと。
名前の通り、壮大な曲です。
管楽器のパートが目立つ部分が多く、
音に迫力を持たせております。
そして、第絶賛で終わり、楽隊は一時、撤退します。
フジ子・ヘミングさんの独奏です!
たぶん、皆さん目当てはラ・カンパネラなんだろなー。
少し日本語で、お話してくれたんですが、
あまりよく聞き取ることができませんでした。
そして、そのお話の意味は直後にわかりました。
ラ・カンパネラだろうと思っていたら、
肩透かしの「愛の夢」(^-^)
いやぁ~、サービスかしらん。
幸福な気分でした。
そして、続けて「ラ・カンパネラ」を。。。
んー、、、なんと表現したらいいか・・・。
もうっ、感動しました!!
言葉にするのがもどかしいのですが、
ミスタッチはあるのですが(まあ人間ですしね)、
魂というか、情緒性というのか、
重みがあるんですよね。。。
引き続けてきた想いとでもいうのでしょうか。
深みがある演奏でした。
まさしく、ブラボーです!!
上記の試聴リンクは、本人の演奏なので、
試しにお聞きください。
でも、やっぱり生演奏に勝るものはないですねぇ。
観客も第絶賛の中、終わり一時休憩
最後の曲は交響曲でしたので、
フジ子さんは出演せずですが、
この曲は、のだめカンタービレだったり、
2001年宇宙の旅だったりと、
(第二章→試聴コチラ→聴く)
結構、頻繁に使われている曲ですね。
明るく軽快なリズムのこの曲は、
独創性のあるベートーヴェンの曲の中では、
古典よりの作品なので、ゆったりと聴くことができます。
さて、、、演奏者に関してほとんどスルーしてましたが、
今回の楽団は、
指揮:マティアス・フスマン
北東ドイツフィルハーモニー管弦楽団
この方たちの演奏が、、、
ホント素晴らしかったです
今まで聴いたオーケストラコンサートの中で、
一番良かったとい感じました。
全体的な音のバランスというものが、
とても気持ちよく、どの楽器のパートも、
素晴らしいハーモニーでした。
特に、ピアニッシモなどの弱い部分に関しても、
木管楽器は音が出しにくい楽器にも関わらず、
弦楽器たちの音を妨げず、
全楽器がキレイに調和されていました。
正直、前回のときは、
管楽器の音が大きすぎて、
若干浮いていたと思ってたんですよね。
大きな音を出すのは苦手だから
仕方ないのかなと思っていたのですが、
ココはホントブラボーでした!!
他の人のブログを観てみたら、
その編成がトランペット不在だったようですね。
私の場所からは、あまり見えなかったので・・・。
ホルンのおかげでやわらかい音になったんですなぁと。
とはいえ、ホルンも弱い音を出すのは大変でしょうけど。
ドイツということもあり、
ベートーヴェンでは負けないぞというプライドがあるのかなーとも
勝手に感じておりました(^^;)
このような演奏解釈をしていくれた指揮者と楽団に感謝!
と、、、とりあえずAmazonでCD探そうっと。
そして、上には書きませんでしたが、
アンコールに弾いてくれたのが、
「浜辺の歌」
でした。うーんなんて渋い曲目!
日本の童謡ですね。
倍賞千恵子さんも歌ってます(^-^)
(試聴コチラ→聴く)
ユーモアのある計らいだなぁと。
体調もしんどくて、少し心も疲れていたので、
とても癒されました。
やっぱり、オーケストラはいいなぁとつくづく感じてしまいました。
マティアス・フスマンさん
北東ドイツフィルハーモニー管弦楽団
フジ子・ヘミングさん
この方たちの演奏は、また機会があったら、
行ってみたいと思います。
い、、、一万五千円なんて、全然OKです。
安いモンです・・・(ちょっと無理してます)
ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番
ウラディーミル・フェドセーエフ指揮
モスクワ放送交響楽団
ピアノ/小山実稚恵
久々にオケを聴きに行ってきました。
最近、この協奏曲にはまってましたので、一度聴きたい!
と思ったときに、彼らのコンサートがあったので、
下調べもせずにとってしまいました。
場所も、、、埼玉会館というローカルな場所。
車で行けたのがよかったですけどね。駐車場完備だし。
さて、感想はというと、、、
この小山実稚恵さんって後々知ったのですが、
そのスジでは結構な有名な方だったんですね。
いや、すっごく良かったですよ。
とても迫力のある2番でした。
まさに私が求めていた演奏でした。
ドゴーン、ズゴーン、、という重い感じ。
表現力がなくてスミマセン・・・。
ただ、席が右側だったので、指の動きは見れず・・・。
こんどピアノを取るときは、左側を確認しよう。
そして1部が終わり次の曲は、
チャイコフスキー『悲愴』
さすが、モスクワですね。チャイコです。
これも後で知ったのですが、
フェドセーエフさん(言いにくい・・・)がチャイコを得意としているらしいです。
私、チャイコの曲ってあまりセレクトしないのですよ。
なんかこう、、、華やかな感じより重いほうが好きなので。
ベースがドッコンドッコンっていうやつ。
悲愴は知ってる~と思ってたのですが、
いざ聴いてみると、、、
知らない。。。
間違えた?と思ったのですが、
実は有名なのは4楽章だったんですね。
4楽章に入ったときに、うなずけました。
ちなみに2楽章か3楽章の部分で、、、
ある曲が似ている雰囲気だなぁって思いました。
ある曲って?、、、
『さよなら銀河鉄道999』
そ、そんな白い目で見ないでください。
いや、いい意味で酷似してるんですよ。
それで今回気づいたのは、自分は少し思い違いしてたかな?と。
チャイコはすっごく奥が深いのではないか?と
そりゃ当たり前ですよね。世界的なチャイコ様ですから。。。
ただ自分が思っていた音よりもっと楽しいものが多い気がしました。
ちょっと他のチャイコも聴いてみたい気分になりましたよ。
やはり、聴かず嫌いはいけませんね。
ちなみに、今回フェドセーエフさんの指揮ですが、
この人、とってもセンスがいいですねぇ。
こんなに飽きなかったオケって久々です。
楽団のほうは、劇場の設備もあるかもしれませんが、
ちょっとバラつきがあった気がします。
特に金管隊。
最後のアンコールで、さらっと白鳥の湖を軽い演奏でやってしまうのは、
かっこいいなーって思いました。
有名なところを選ぶあたりが、日本人をわかってらっしゃる!
って思いました。。。
1年に1回くらいは本格オケクラシックは行きたいですね。
ちなみに、次回は久石さん・新日本フィルだと思いますが、
これは久石さんのカテゴリーなので異なると思ってます。
実は、行きたい人のやつあるんですよ。
西本智実さんの指揮を見に行きたい!
以前テレビでお見かけしたのですが、
女性でかっこいい指揮者さんです。
今は、ロシア・ボリショイ交響楽団の首席指揮者だそうで。
あまり調べていませんが、今度はこの方の行きたいなぁと。
あ、その前に6月にジョージ・ウィンストン行きます。
もう舞台観まくりですね・・・。
お金が・・・。
- アーティスト: フェドセーエフ(ウラディーミル), ラフマニノフ, パイク(クン=ウー), モスクワ放送交響楽団
- 出版社/メーカー: BMG JAPAN
- 発売日: 2002/07/24
- メディア: CD
- アーティスト: 小山実稚恵, ラフマニノフ, フェドセーエフ(ウラディーミル), モスクワ放送交響楽団
- 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
- 発売日: 2003/06/18
- メディア: CD
12月の恋人たち 久石譲&新日本フィル・ワールド・ドリーム・オーケストラ
行ってきました、サントリーホール。
楽しみにしていました、久石さん!
会場へ着くと、辺りはクリスマスのライトアップがキレイでした。
青のライトだったので、とっても綺麗で幻想的。
そして、チケットを渡すと、パンフレットを渡されました。
会場のお花の中で、『北野武』、『宮崎駿』を発見!
席に着き、曲のラインアップを見ると・・・
第一部
World Dreams
パリのアメリカ人
コールポーターより
夜も昼も
ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ
ソー・イン・ラヴ
第二部
キャロル・オブ・ザ・ベルズ
男と女
ラスト・タンゴ・イン・パリ
Le Petit Poucet
Les Choristes
シェルブールの雨傘
ロシュフォールの恋人たち
白い恋人たち
Bolero
正直、最初これを見たとき、
うーん、期待のWorld DreamsとBoleroかな。
私はシェルブール~くらいしか、タイトルだけでわかる曲がなかったんです。
うーん、映画音楽好きとして失格ですな。
そうそう、CDもまだ買ってないんで・・・。
最初のWorld Dreamsはテーマ曲だけあってさすが!
すっごく、良かった!!鼻血モンだ~ o(T▽T)o
身震いしました!やっぱり生で聴くと迫力あります!
最初っから盛り上げて、最後もまた盛り上がって~。サイコーでした。
第一部の他の曲は、正直あまり知らなかったんですが、
JAZZテイストだったため、ゲストの人*1たちがカッコよく決めてくれました。
ちょっと、歌の音量が楽器の音量に負けてしまったかな?
そして、第二部、実はあまり気にしてなかったんです。
後は最後のBoleroと、アンコール何かなぁくらいの気持ちだったんです。
でもね、、、
えへへ、良かったですぅ。
耳にしたことある曲ばかりだったんです。
タイトルだけ知らなったというか・・・。
二部からは女性合唱団の方も来て、ホント大人のクリスマステイストでした。
やはりよかったのはシェルブールとBoleroかな。
特にBoleroは、普通のクラシックコンサートでも聴いたこと無いので、
良い経験になりました!!
だんだんと楽器が増えていき、音に厚みが出てきて、、、
最後には、最初と同じように身震いしました~。
そして、アンコールの曲!!
私の予想では、ハウルだ!と思ってました(^-^)
来る前に見たニュースに、アニー賞候補だって言ってたし。
ただ気になるのは、途中の久石さんのMC。
『大人の方ばかりなので、ナウシカとかトトロはやりませんから~』うんぬん。
・・・。涙・・・。
むしろ、ナウシカ、トトロ、かもーんだったのにぃ。
なのでハウルもないのかなぁとちょっと落ち込んでました。
そして、一つ目のアンコールはクリスマスの曲。
(ごめんなさい、あまり知らないんです。)
でも、合唱&Jazz含めとってもキレイな曲でした。
そして、、、二つ目、、、
・・・・・・・。
・・・・・・・。
ハウル来た------。
やりました~。やっぱりいいね、ハウルの曲!!
ちなみに、12/6は久石さんのお誕生日だったようで、
お客さんからお花をもらっているとき、
オケの皆さんと合唱の人たちで、ハッピーバースデーの歌のプレゼントをしました。
これはサプライズだったようで、久石さんもビックリ!!
会場も、みんなスタンディングして大拍手でした。
ちなみに本人の感想はコチラです。
今年最後にふさわしく、とてもすばらしいコンサートでした!!
来年も久石さんは行きたいですねぇ。
そうそう、このコンサートの様子はGYAOで12/20から放送されるそうです。
興味のある人はチェックしてみてください!
ここのGYAOは、いろーんな楽しい動画があるからオススメですよ。
(HGvsインリン様や和泉元彌のハッスルなども観れますっ!!)
パソコンテレビGyaO[ギャオ]無料動画